硫黄島は、凄い島だ。
三島村役場に勤務する大岩根尚さんにご縁をいただいて、鹿児島県の南に位置する硫黄島に来ています。大岩根さんは、JapanSpottingにもご支援いただいており、今後、サポーター限定のツアーなども企画できそうでとても楽しみです。
またリターンの一つでもある、フォトブックの撮影も行うことができました。
硫黄島1日目のレポートをします。
硫黄島の特長
硫黄島の特長は、なんといってもこの茶色の海。これは、温泉水に含まれている豊富な鉄分のため、茶色く濁っているそうです。
港についた瞬間に匂う硫黄の香りと、今も活発に活動を続ける活火山硫黄岳に島のちからを感じることができます。
地層の研究に世界中の研究者が集まる
硫黄島は、7300万年前の大噴火や硫黄岳の火山の影響もあり、珍しい地層が揃っているそうです。そのため国際火山学会等を通じて、世界中の研究者が、硫黄島に上陸し、視察を行っています。
こんな、地層や岩、見たこと無い。。
地球ってすげえ。。
何度、この言葉がでてきたか、数えられないくらいパワフルな地球の鼓動を感じるこ
とができました。
軽石知ってますか?
こうみると単なる石?のように思えますが、この石は、軽石と呼ばれる石で、火山が爆発した時に、マグマが泡だってできた石。
それは、まるで、ビールの瓶をあけた時のあの「プシュ」っとでてくるしぶきのような石なんだそうです。こうやって歩いているだけで、地球の歴史を知ることができる、硫黄島恐るべし島です。
温泉のジャンルを超えた温泉キーター
温泉好きの間では、有名な温泉「東温泉(ひがしおんせん)」についに来てしまいました。
活火山硫黄岳から抽出され、流れでた溜でできた温泉がこの東温泉です。温泉成分は、酸性で、日本では、第2位の強度の温泉です(ちなみに1位は、秋田の温泉)
少し口に含んでみると本当に酸っぱくて、危険です。だけど地球の味がして美味しいと思いました。(実際に強い酸性の温泉水は、胃を悪くしますので飲まいない方が良いです。)
地球の羊水に浸かる
東温泉は、強い酸性の温泉のため、少しピリピリします。実際に酸性の温泉は、消毒効果があったりします。
これまで、数多くの温泉に入ってきましたが、私は、この温泉は、もはや温泉ではない!と感じました。
では、なんなのか?この温泉は、まるで地球の羊水です。生温かくて、少しまとわりつくような感じ、それでいて、肌に少しピリピリする。しかし、居心地が良い。そんな不思議な温泉でした。
強い酸性の成分をもつ温泉のため、長い年月をかけて、岩から色素の1部がぬけています。この自然が織りなす風景がまた、地球と一体化しているような気分にさせてくれるのです。
まだ硫黄島初日ですが、大地から、地球の鼓動を感じることができています。また明日新しい発見がある日を夢見て、今日は休みます。大岩根さんありがとうございます!