「戦艦大和」の街、尾道が外国人観光客誘致に成功した理由とは?
尾道に外国人観光客が押し寄せるワケ
しまなみ海道を始めとした観光名所を抱える尾道市。
近年は外国人観光客も数多く訪れています。
観光客数は年々増えているそうですが、一体なぜ外国人観光客が増加しているのでしょうか?
その理由と魅力を探ってみました。
DVDで尾道をアピール
尾道市では魅力をアピールするDVDを作成したそうです。
比較的低予算ですが、市のホームページで配信し、更には航空会社などへ配布することで
相乗効果が期待できます。
このような草の根活動が大切だということを改めて感じさせてくれますね。
行政と民間がタッグを組んだ事例
しまなみ海道も開通から15年を迎えました。
民間と行政が一体化し台湾人観光客の誘致に成功した事例です。
海を眺めながらサイクリングができるという、しまなみ海道の特色が活かされています。
瀬戸内海の美しい風景を売り込んだ例で、現在は東京五輪に向けて新しく動き出しています。
空き家再生で外国人観光客が7倍に
JTBの交流文化賞の紹介ページでは、尾道の空き家再生プロジェクトの
事例が掲載されています。
尾道のとあるNPO法人は空き家の再生を手掛けました。
これにより外国人観光客が前年比7倍に跳ね上がったそうです。
今後地域活性化をしていく上でヒントになる事例です。
映画と坂で町おこし
尾道は「映画と坂のまち」をテーマに地域活性化をしています。
単なる一過性に終わらせず、持続させていくことは容易ではありません。
それを成功させたのは何故か、それがここに詰まっています。
3ヶ国語に対応した観光協会
尾道観光協会は外国人向けのホームページも開設しています。
日本語のみならず英語・中国語・韓国語の3言語揃っているのが珍しいです。
多言語で尾道の魅力を世界へ発信していますが、コンテンツのボリュームも
かなりあります。
サイトではイメージビデオやおすすめの観光地を閲覧可能です。
壁紙変更ができるなど、ちょっとした遊びもあります。
Tourist information http://www.ononavi.com/
自治体と民間が連携した成功事例
尾道は外国人観光客の誘致に成功した自治体といえます。
民間だけで出来る施策は限られますが、自治体が連携することで相乗効果を発揮しました。
外国人観光客の誘致に自治体・企業は数多く存在します。
自治体任せ、または民間任せというケースもありますが、それでは限界があり誘致に
成功するとは限りません。
民間のノウハウと行政のパイプを利用することで、初めて「成功した」と言うことができます。
外国人観光客の流入を増やすなら、双方が手を取り「Win-Win」の関係を築くことが大切です。